受入対象と仕様を事前に明示
件数、締切、成果物、合否、除外、会社側条件を業務別に決めます。
根拠1を確認結論は、全件二重入力を避け、業務別に「旧が処理・新が照合」「新が処理・旧がレビュー」「片方のみ」を決めることです。同じ証憑ID、マスター、締切、判定表を使い、差異を資料不足・ルール未定・入力誤り・連携・会社判断待ちへ分類します。受入後は旧ID、転送、API、共有ファイルを止め、正本を一つにします。
経理代行の並行稼働の実務ガイド
経理代行へ切り替える際、「安全のため三か月間すべて二重入力する」と、社内負荷が倍になり、どちらの台帳が正本か分からなくなります。逆に、資料・開始残高・権限・例外を確認せず一斉切替すると、支払漏れ、二重請求、残高不一致が本番で発覚します。並行稼働は期間を消化する作業ではなく、代表業務を同じ入力資料と基準で比較し、差異原因を解消して旧運用を止めるための受入テストです。
受入では、事前に対象、仕様、会社側の提出物、成果物、合否、変更手順を決めることが重要です。30日で正本・開始残高・通常取引、60日で例外・繁忙・代理担当、90日で月次・権限・出口を確認するモデルが使えますが、月次件数やシステムにより短縮・延長します。経過日数ではなく重大差異ゼロ、主要残高一致、締切遵守、未処理責任者の設定等で切替を判定します。
EVIDENCE & DECISION
「慣れたから本番」ではなく、業務ごとの成果物と許容差異を会社が判定します。

VISUAL GUIDE
日数を守ることより、各期間の成果物と終了条件を明確にします。
会社が対象と合否を承認する。完了条件は、対象・仕様・合否の結果と未完了を説明できることです。
会社が正本と基準日を承認する。完了条件は、正本・版・開始残高の結果と未完了を説明できることです。
会社が実行権限を承認する。完了条件は、並行方式・二重実行防止の結果と未完了を説明できることです。
会社が比較母集団を承認する。完了条件は、取引ID・比較の結果と未完了を説明できることです。
会社・税理士等が重大差異を確認する。完了条件は、差異・重大度の結果と未完了を説明できることです。
会社が初期条件を承認する。完了条件は、30日・通常取引の結果と未完了を説明できることです。
経理代行の並行稼働では、まず対象・仕様・合否を確認します。「何を比べるか決めず期間だけ過ぎる」を避けるため、業務、件数、締切、成果物、合否、許容差、除外、依存条件を対象、確認待ち、対象外に分けます。着手時は「業務別受入票を開始前に合意する」を行い、並行稼働・受入仕様表に根拠、担当、期限を記録します。会社が対象と合否を承認する。この方針どおりに処理し、最後に「対象・仕様・合否の結果と未完了を説明できる」を確かめます。
並行稼働・受入仕様表は開始前と変更時に確認する。対象・仕様・合否の例外だけを理由・担当・期限付きで残し、通常処理と分けます。
経理代行の並行稼働を安定させるには、正本・版・開始残高の正本が必要です。「旧新で異なるデータを処理する」が起きる場面を先に示し、証憑、マスター、残高、未処理、版、基準日、保管先の参照先を一つに定めます。対応策は「同じ入力母集団と版を凍結する」です。処理済みの内容と確認待ちを正本・版・開始残高台帳の同じ行で管理します。会社が正本と基準日を承認する。完了条件は、正本・版・開始残高の結果と未完了を説明できることです。
正本・版・開始残高の作成者とは別の確認者が証拠を見て判定します。正本・版・開始残高の見直しは開始時と月次に確認する。正本・版・開始残高台帳には正本・版・開始残高の前回差と未完了を先頭に記録します。
経理代行の並行稼働では、並行方式・二重実行防止を作業、確認、承認に分けます。旧処理、新処理、照合、実行者、銀行、請求、停止条件の回答者を先に決めることで、「比較のため二重支払・二重請求する」を避けます。最初に「処理・照合・実行を業務別に分ける」を行い、判断が必要な点だけを新旧役割・二重実行防止表へ切り出します。会社が実行権限を承認する。完了時は「並行方式・二重実行防止の結果と未完了を説明できる」を証拠で確かめます。
新旧役割・二重実行防止表を各サイクル前に確認する。並行方式・二重実行防止の担当交代時は正本と完了証拠を一件再確認します。
取引ID・比較は経理代行の並行稼働の前提になります。証憑ID、旧新結果、勘定、税、部門、金額、状態、リンクを確定済みと確認待ちに分ければ、「同じ取引を対応付けられない」を早い段階で防げます。実務では「一意IDで新旧結果を横並びにする」を行います。結果を新旧処理結果比較表へ戻し、口頭の補足も判断材料として残します。会社が比較母集団を承認する。
作業終了時は「取引ID・比較の結果と未完了を説明できる」まで到達したかを承認者が確認します。取引ID・比較の遅れは処理時間と回答待ちに分け、新旧処理結果比較表を処理後に全件又は標本確認する。
差異・重大度の日程は、経理代行の並行稼働の後工程から逆算します。漏れ、重複、期間、金額、税、部門、期限、証跡、影響の期限と利用目的を並べ、「金額一致だけで漏れや期限を見逃す」を防ぎます。運用開始後は「差異種類と影響度で停止・是正する」を実施し、差異・重大度・是正台帳に提出、確認、差戻し、完了の時刻を残します。会社・税理士等が重大差異を確認する。
そのうえで、「差異・重大度の結果と未完了を説明できる」を月次の判定基準にします。差異・重大度・是正台帳は発見時と再テスト時に確認する。差異・重大度の重要な例外には停止条件と再開条件を付けます。
経理代行の並行稼働では、まず30日・通常取引を確認します。「資料と権限がないまま処理を始める」を避けるため、正本、通常取引、開始残高、質問、ID、権限、成果物を対象、確認待ち、対象外に分けます。着手時は「入口と通常月を再現する」を行い、30日準備・通常取引判定票に根拠、担当、期限を記録します。会社が初期条件を承認する。この方針どおりに処理し、最後に「30日・通常取引の結果と未完了を説明できる」を確かめます。
30日準備・通常取引判定票は30日目安で確認する。30日・通常取引の例外だけを理由・担当・期限付きで残し、通常処理と分けます。
経理代行の並行稼働を安定させるには、60日・例外・代理の正本が必要です。「通常取引だけで合格にする」が起きる場面を先に示し、返品、相殺、変更、前払、資産、遅延、繁忙、代理担当の参照先を一つに定めます。対応策は「重要例外と担当交代をテストする」です。処理済みの内容と確認待ちを60日例外・代理担当テスト表の同じ行で管理します。会社が例外対応を承認する。完了条件は、60日・例外・代理の結果と未完了を説明できることです。
60日・例外・代理の作成者とは別の確認者が証拠を見て判定します。60日・例外・代理の見直しは60日目安で確認する。60日例外・代理担当テスト表には60日・例外・代理の前回差と未完了を先頭に記録します。
経理代行の並行稼働では、90日・月次受入を作業、確認、承認に分けます。残高、月次、未処理、締切、報告、権限、出口、残課題の回答者を先に決めることで、「経過日数だけで本番へ切り替える」を避けます。最初に「受入基準を採点し条件付きも区別する」を行い、判断が必要な点だけを90日月次・本番受入票へ切り出します。会社が本番・延期・縮小を承認する。完了時は「90日・月次受入の結果と未完了を説明できる」を証拠で確かめます。
90日月次・本番受入票を90日目安で確認する。90日・月次受入の担当交代時は正本と完了証拠を一件再確認します。
切替・旧権限停止は経理代行の並行稼働の前提になります。基準日、最終処理、未処理、ID、API、転送、共有、停止結果を確定済みと確認待ちに分ければ、「旧新の正本が並存し続ける」を早い段階で防げます。実務では「切替完了後に旧経路を停止する」を行います。結果を本番切替・旧権限停止台帳へ戻し、口頭の補足も判断材料として残します。会社が停止と引継ぎを承認する。
作業終了時は「切替・旧権限停止の結果と未完了を説明できる」まで到達したかを承認者が確認します。切替・旧権限停止の遅れは処理時間と回答待ちに分け、本番切替・旧権限停止台帳を切替日と翌日に確認する。
安定化・戻し条件の日程は、経理代行の並行稼働の後工程から逆算します。差戻し、質問、工数、未処理、SLA、戻し、範囲変更、改善期限の期限と利用目的を並べ、「問題があっても惰性で継続する」を防ぎます。運用開始後は「週次で開始前基準と比較する」を実施し、本番安定化・改善判定表に提出、確認、差戻し、完了の時刻を残します。会社が継続・修正・停止を承認する。
そのうえで、「安定化・戻し条件の結果と未完了を説明できる」を月次の判定基準にします。本番安定化・改善判定表は本番後週次と月次に確認する。安定化・戻し条件の重要な例外には停止条件と再開条件を付けます。
開始前に業務一覧、月間件数、最大月、締切、資料正本、現行手順、マスター、開始残高、未処理、会社承認、税理士等への確認条件を凍結します。変更が出たら版番号と適用日を付けます。
並行方式は業務別に選びます。支払は新担当が予定表を作り旧担当が照合、記帳は代表標本を双方処理、銀行実行は会社だけが行うなど、二重実行を防ぎつつ比較材料を作ります。
証憑へ一意IDを付け、旧・新の入力日、勘定、税区分、部門、金額、支払先、処理状態を同じ比較表へ出します。ファイル名や行順が違っても同一取引を対応付けられるようにします。
差異は金額だけでなく、漏れ、重複、期間、勘定、税区分、部門、取引先、支払日、証憑リンク、未処理を確認します。重大度を支払・申告・経営判断への影響で分けます。
差異原因は新旧担当者の優劣にせず、資料不足、マスター不備、規程未定、会社回答待ち、入力誤り、連携仕様、手順不足に分類します。原因ごとに再発防止と再テスト対象を決めます。
30日目は正本、権限、通常取引、開始残高、質問経路を確認します。口座・給与・個人データは最小権限にし、テスト用の共有IDや個人メールへ本番データを残しません。
60日目は返品、相殺、口座変更、前払・未払、固定資産、複数税率、資料遅延など重要例外と繁忙を試します。代理担当が同じ手順で処理し、担当者個人の記憶を洗い出します。
90日目は主要残高、月次成果物、未処理、締切、報告、バックアップ、事故連絡、権限を確認します。未解決があれば条件付き受入として担当と期限を置き、本番範囲を狭めます。
切替日は基準日時点の最終処理、開始残高、未処理、次回期限を双方で署名・承認します。その後に旧委託先のID、API、転送、共有リンクを停止し、新しい正本だけが更新される状態へ移します。
本番後一か月は差異、差戻し、質問、社内工数、未処理を週次で確認します。並行稼働を惰性で延長せず、旧運用へ戻す条件、範囲変更、追加教育、契約見直しを判定します。
会社は対象業務、合否条件、開始残高、承認、移行日を決定します。旧担当は現状と例外を説明し、代行会社は契約範囲の試行、差異対応、成果物作成を担います。
税理士等は税務方針や決算・申告への影響を確認します。外部委託後も会社は委託先を管理し、受入判定とアクセス権停止を承認します。
READY-TO-USE TEMPLATE
対象、正本、会社判断、担当、期限、差異、完了証拠を一行で追います。
| 確認対象 | 決める内容 | 会社側の確認 | 完了証拠 |
|---|---|---|---|
| 対象・仕様・合否 | 業務、件数、締切、成果物、合否、許容差、除外、依存条件 | 会社が対象と合否を承認する | 並行稼働・受入仕様表/開始前と変更時に確認する |
| 正本・版・開始残高 | 証憑、マスター、残高、未処理、版、基準日、保管先 | 会社が正本と基準日を承認する | 正本・版・開始残高台帳/開始時と月次に確認する |
| 並行方式・二重実行防止 | 旧処理、新処理、照合、実行者、銀行、請求、停止条件 | 会社が実行権限を承認する | 新旧役割・二重実行防止表/各サイクル前に確認する |
| 取引ID・比較 | 証憑ID、旧新結果、勘定、税、部門、金額、状態、リンク | 会社が比較母集団を承認する | 新旧処理結果比較表/処理後に全件又は標本確認する |
| 差異・重大度 | 漏れ、重複、期間、金額、税、部門、期限、証跡、影響 | 会社・税理士等が重大差異を確認する | 差異・重大度・是正台帳/発見時と再テスト時に確認する |
| 30日・通常取引 | 正本、通常取引、開始残高、質問、ID、権限、成果物 | 会社が初期条件を承認する | 30日準備・通常取引判定票/30日目安で確認する |
| 60日・例外・代理 | 返品、相殺、変更、前払、資産、遅延、繁忙、代理担当 | 会社が例外対応を承認する | 60日例外・代理担当テスト表/60日目安で確認する |
| 90日・月次受入 | 残高、月次、未処理、締切、報告、権限、出口、残課題 | 会社が本番・延期・縮小を承認する | 90日月次・本番受入票/90日目安で確認する |
記入例を自社条件へ置き換えて使用してください。コピーすると表計算ソフトへ貼り付けられるタブ区切り形式になります。
従業員18名の会社で、初月は開始残高と未処理を整理し、2か月目に請求・支払・給与仕訳をサンプル比較します。3か月目は経理代行が月次を主体的に締め、会社責任者が重大差異ゼロ、未処理責任者、締切、権限を確認して本番へ切り替えます。
比較対象の一致率・未比較件数
重大差異と再テスト未完了件数
主要勘定の一致率
業務別締切遵守率
会社側の資料・回答・承認工数
旧権限停止・正本一本化の完了率
SERVICE
業務量、締め、開始残高、未処理、利用システムを確認し、試す業務と比較帳票を決めます。旧担当との結果差異を原因別に整理し、会社が判断できる受入チェックと本番移行後レビューまで設計します。
取引事実・規程・例外・金額・最終結果を承認
承認済み資料を整理・入力・照合し、差異と未完了を報告
税務・労務・法務・システム上の専門判断と、会社が承認するための回答を担当
対応範囲は資料量、件数、利用システム、締め、例外処理を確認して事前にご案内します。専門資格が必要な判断・書類作成・代理手続きは当社サービスの範囲外です。
PRICE
記帳・給与計算・請求書発行をセットにした、規模に合わせて選べる月額プランです。業務量や資料の状態を確認したうえで、必要な範囲をご案内します。
横にスワイプしてプランを確認できます
〜5名・小規模事業者向け
記帳・給与計算・請求書発行をセットで
〜10名・中小規模向け
記帳・給与計算・請求書発行をセットで
〜15名・成長企業向け
記帳・給与計算・請求書発行をセットで
仕訳数・人数・請求書の件数を超える場合は追加費用が発生します。詳しくはお問い合わせください。
料金ページを見る →FAQ
A. 必須ではありません。30・60・90日は目安で、業務サイクル、重要性、件数、受入結果に応じて短縮・延長します。
A. 二重実行の危険と負荷があります。代表標本、旧処理・新照合、新処理・旧レビューなど業務別に方式を選びます。
A. 重大差異、主要残高、締切、未処理、権限、代理対応など事前合意した基準で会社が判定します。
A. 最終処理、開始残高、未処理、データ返却を確認し、新体制が受入れた後に会社管理者がID・API・共有を停止します。
本文の判断軸と、確認に使った一次情報の対応を示します。
公式情報は仕様・検収・変更管理、個人データ委託、アクセス・事故対応、中小企業会計の確認に使用し、競合情報は記帳、支払、給与、債権債務、月次等の公開範囲との比較に使用しています。30・60・90日や受入数値は法定基準ではなく移行計画例です。 30・60・90日の区切り、代表標本、許容差異、期限遵守率、停止日、安定化期間は法令が指定する共通値ではありません。対象業務、月次サイクル、件数、重要性、システム、契約上の責任分界に合わせて合意する受入例です。
経理代行の並行稼働の実務ガイドでは、参照先の最新版と自社規程・実態を確認し、税務代理・税務書類の作成・税務相談は税理士、社会保険・労働保険の申請書等の作成や提出代行等は社会保険労務士、契約その他の法的判断は弁護士へご相談ください。
現在の資料量、利用システム、困っている工程を伺い、外注できる範囲と料金の目安を整理します。資料が完全にそろっていなくても、分かる範囲からご相談いただけます。
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