法人は取引を記録し帳簿・書類を保存
部門別資料の根拠を請求書、契約、仕訳、入出金へ戻せるようにします。
根拠1を確認結論は、契約主体、売上計上単位、直接費、在庫・固定資産、銀行口座、家族立替、共通費を事業コードでつなぎ、事業別損益・運転資金・会社合計を毎月照合することです。口座を必ず事業数だけ増やすのではなく、入出金へ識別子を付けられるか、資金移動を二重売上・二重経費にしないかで判断します。
複数事業・部門別経理ガイド
不動産、製造、小売、コンサルティングなど複数の事業を一つの法人で営む家族会社では、通帳残高や会社全体の利益だけを見ても、どの事業が現金を生み、どの事業が資金を使っているか分かりません。さらに家族名義の立替、共通社員、共用車両、同じ口座への入金が重なると、部門別損益が「後から配賦した参考値」になります。取引発生時に事業コードを付け、直接費・共通費・資金移動・契約主体を別々に確認する仕組みが必要です。
法人は取引を記録し、帳簿と取引書類を保存する必要があります。一方、部門コードや共通費配賦基準は法令が一律に指定するものではなく、経営判断のために会社が設計する管理項目です。まず法人全体の帳簿・預金・債権債務を正しく閉じ、その同じ取引IDへ事業、案件、拠点、家族立替、配賦根拠を付けます。法定帳簿と管理資料で数字が食い違わないよう、会社合計へ戻る照合を残します。
EVIDENCE & DECISION
管理会計だけを別表で作らず、証憑・仕訳・部門損益・会社合計を追跡できる状態にします。

VISUAL GUIDE
売上だけを分けず、取引、資産、資金、責任者を同じ事業コードで結びます。
会社が追加・統合・終了を承認する。完了条件は、事業マスター・コードの結果と未完了を説明できることです。
会社が売上事実と期間を承認する。完了条件は、契約・売上・検収の結果と未完了を説明できることです。
会社が利用目的と事業を承認する。完了条件は、直接費・案件の結果と未完了を説明できることです。
会社・税理士等が方針を確認する。完了条件は、共通費・配賦の結果と未完了を説明できることです。
会社が取得・移管・除却を承認する。完了条件は、在庫・固定資産の結果と未完了を説明できることです。
会社が口座目的と振替を承認する。完了条件は、口座・カード・資金移動の結果と未完了を説明できることです。
事業マスター・コードの日程は、家族会社の複数事業経理の後工程から逆算します。コード、名称、期間、責任者、契約、売上、原価、口座の期限と利用目的を並べ、「名称揺れで同じ事業が複数集計される」を防ぎます。運用開始後は「会社承認したマスターだけを使う」を実施し、事業マスター・変更台帳に提出、確認、差戻し、完了の時刻を残します。会社が追加・統合・終了を承認する。
そのうえで、「事業マスター・コードの結果と未完了を説明できる」を月次の判定基準にします。事業マスター・変更台帳は開始時と月次に確認する。事業マスター・コードの例外だけを理由・担当・期限付きで残し、通常処理と分けます。
家族会社の複数事業経理では、まず契約・売上・検収を確認します。「請求名だけで誤った事業へ売上計上する」を避けるため、契約、受注、納品、検収、請求、入金、期間、事業を対象、確認待ち、対象外に分けます。着手時は「明細単位で根拠と事業を結ぶ」を行い、事業別契約・売上・入金表に根拠、担当、期限を記録します。会社が売上事実と期間を承認する。
この方針どおりに処理し、最後に「契約・売上・検収の結果と未完了を説明できる」を確かめます。契約・売上・検収の見直しは請求前と月次に確認する。事業別契約・売上・入金表には契約・売上・検収の前回差と未完了を先頭に記録します。
家族会社の複数事業経理を安定させるには、直接費・案件の正本が必要です。「月末に記憶で原価を振り分ける」が起きる場面を先に示し、発注、案件、材料、外注、利用目的、納入先、事業の参照先を一つに定めます。対応策は「発生源で事業コードを付ける」です。処理済みの内容と確認待ちを事業別直接費・案件台帳の同じ行で管理します。会社が利用目的と事業を承認する。完了条件は、直接費・案件の結果と未完了を説明できることです。
直接費・案件の作成者とは別の確認者が証拠を見て判定します。事業別直接費・案件台帳を発注時と月次に確認する。直接費・案件の担当交代時は正本と完了証拠を一件再確認します。
家族会社の複数事業経理では、共通費・配賦を作業、確認、承認に分けます。家賃、人員、通信、車両、システム、基準、率、理由の回答者を先に決めることで、「利益をよく見せるよう配賦基準が変わる」を避けます。最初に「基準と選定理由を固定し変更履歴を残す」を行い、判断が必要な点だけを共通費配賦基準・計算表へ切り出します。会社・税理士等が方針を確認する。完了時は「共通費・配賦の結果と未完了を説明できる」を証拠で確かめます。
共通費・配賦の遅れは処理時間と回答待ちに分け、共通費配賦基準・計算表を月次と年度開始時に確認する。
在庫・固定資産は家族会社の複数事業経理の前提になります。品番、数量、場所、取得、簿価、使用事業、移管、休止を確定済みと確認待ちに分ければ、「保有事業と利用事業が分からない」を早い段階で防げます。実務では「資産IDで取得から移管まで追う」を行います。結果を事業別在庫・固定資産台帳へ戻し、口頭の補足も判断材料として残します。会社が取得・移管・除却を承認する。
作業終了時は「在庫・固定資産の結果と未完了を説明できる」まで到達したかを承認者が確認します。事業別在庫・固定資産台帳は月次と実査時に確認する。在庫・固定資産の重要な例外には停止条件と再開条件を付けます。
口座・カード・資金移動の日程は、家族会社の複数事業経理の後工程から逆算します。口座、カード、入出金、振替元先、事業、参照、残高の期限と利用目的を並べ、「口座間振替を収益費用へ二重計上する」を防ぎます。運用開始後は「資金移動と外部取引を区別する」を実施し、事業別口座・資金移動表に提出、確認、差戻し、完了の時刻を残します。会社が口座目的と振替を承認する。
そのうえで、「口座・カード・資金移動の結果と未完了を説明できる」を月次の判定基準にします。事業別口座・資金移動表は日次と月次に確認する。口座・カード・資金移動の例外だけを理由・担当・期限付きで残し、通常処理と分けます。
家族会社の複数事業経理では、まず家族立替・個人利用を確認します。「会社経費と生活費が混ざる」を避けるため、立替者、日付、相手先、目的、事業、証憑、精算、例外を対象、確認待ち、対象外に分けます。着手時は「立替申請と会社承認を経て精算する」を行い、家族立替・個人利用除外台帳に根拠、担当、期限を記録します。会社・税理士等が例外を確認する。
この方針どおりに処理し、最後に「家族立替・個人利用の結果と未完了を説明できる」を確かめます。家族立替・個人利用の見直しは申請時と精算時に確認する。家族立替・個人利用除外台帳には家族立替・個人利用の前回差と未完了を先頭に記録します。
家族会社の複数事業経理を安定させるには、内部配賦・事業間利用の正本が必要です。「内部売上で会社合計が膨らむ」が起きる場面を先に示し、提供事業、利用事業、人員、時間、基準、振替、相殺の参照先を一つに定めます。対応策は「会社合計を変えない管理振替にする」です。処理済みの内容と確認待ちを事業間利用・管理振替表の同じ行で管理します。会社が振替基準を承認する。完了条件は、内部配賦・事業間利用の結果と未完了を説明できることです。
内部配賦・事業間利用の作成者とは別の確認者が証拠を見て判定します。事業間利用・管理振替表を月次に確認する。内部配賦・事業間利用の担当交代時は正本と完了証拠を一件再確認します。
家族会社の複数事業経理では、事業別損益・運転資金を作業、確認、承認に分けます。売上、粗利、利益、売掛、買掛、在庫、設備、現金の回答者を先に決めることで、「利益だけ見て回収・在庫・支払を見落とす」を避けます。最初に「損益と運転資金を並べ会社合計へ照合する」を行い、判断が必要な点だけを事業別損益・運転資金報告へ切り出します。経営者が差異と資金配分を承認する。
完了時は「事業別損益・運転資金の結果と未完了を説明できる」を証拠で確かめます。事業別損益・運転資金の遅れは処理時間と回答待ちに分け、事業別損益・運転資金報告を月次会議で確認する。
開始・撤退・未処理は家族会社の複数事業経理の前提になります。開始終了日、契約、資産、在庫、人員、未収未払、権限を確定済みと確認待ちに分ければ、「終了事業の債権債務が残る」を早い段階で防げます。実務では「開始・終了チェックを部門コードへ結ぶ」を行います。結果を新規・撤退事業完了台帳へ戻し、口頭の補足も判断材料として残します。会社が開始・撤退完了を承認する。
作業終了時は「開始・撤退・未処理の結果と未完了を説明できる」まで到達したかを承認者が確認します。新規・撤退事業完了台帳は開始前、終了時、翌月に確認する。開始・撤退・未処理の重要な例外には停止条件と再開条件を付けます。
事業マスターには事業コード、名称、開始日、責任者、主な契約、売上条件、原価単位、在庫・固定資産、利用口座、終了日を登録します。似た名称を自由入力せず、追加・統合・廃止を会社承認にします。
売上は請求書の件名だけで分類せず、契約、受注、納品・検収、入金先、役務提供期間を確認します。一枚の請求書に複数事業が含まれる場合は明細単位で分け、合計が請求・売掛・入金へ戻るようにします。
直接費は材料、外注、販売手数料、現場交通費など取引発生時に事業を付けます。月末に記憶で振り分けるのではなく、発注者・案件・納入先・利用目的のどれを正本にするか決めます。
共通費は家賃、通信、役員報酬、共通社員、車両、システムなどを対象にし、人数、面積、利用時間、売上、件数等の配賦基準と選定理由を配賦表に残します。都合よく毎月基準を変えません。
在庫と固定資産は保管場所だけでなく、使用事業、品番、取得日、取得価額、稼働・休止、移管日を記録します。事業間移管は新規購入にせず、会社内の移動として簿価と管理責任者をつなぎます。
銀行口座やカードを分ける場合も、口座間振替を売上・経費へ計上しません。専用口座を設けない場合は、摘要、仮想口座、入金参照、カード利用者などで事業を識別し、未分類を月次でゼロへ近づけます。
家族が個人で立て替えた経費は、立替者、利用事業、取引先、日付、目的、証憑、会社承認、精算日を記録します。生活費、個人資産、会社経費の境界を曖昧にせず、例外は税理士へ確認します。
事業間で人やサービスを共用するときは、内部売上を安易に作らず、法人全体の外部売上と費用が増えない配賦・振替を会計方針に沿って行います。管理表では提供側・利用側・基準・相殺後会社合計を示します。
月次報告は事業別売上、粗利、営業利益だけでなく、売掛・買掛、在庫、設備投資、口座残高、未処理、共通費配賦前後を並べます。利益が出ても回収前・在庫増で資金が減る事業を識別します。
新事業開始や撤退時は、契約、許認可、在庫、固定資産、従業員、サブスク、口座、未回収・未払を開始・終了台帳で確認します。部門コードを止める前に未処理をゼロにし、比較可能な最終月を残します。
会社は事業の範囲、責任者、事業コード、共通費基準、資金投入、継続・撤退判断を承認します。現場担当は契約・発注・経費申請の入口で事業を選択します。
経理代行は証憑とコードを確認し、未設定・誤設定・共通費・資金移動を一覧化して、事業別合計と会社合計を照合します。会計税務・法務上の判断は専門家へつなぎます。
READY-TO-USE TEMPLATE
対象、正本、会社判断、担当、期限、差異、完了証拠を一行で追います。
| 確認対象 | 決める内容 | 会社側の確認 | 完了証拠 |
|---|---|---|---|
| 事業マスター・コード | コード、名称、期間、責任者、契約、売上、原価、口座 | 会社が追加・統合・終了を承認する | 事業マスター・変更台帳/開始時と月次に確認する |
| 契約・売上・検収 | 契約、受注、納品、検収、請求、入金、期間、事業 | 会社が売上事実と期間を承認する | 事業別契約・売上・入金表/請求前と月次に確認する |
| 直接費・案件 | 発注、案件、材料、外注、利用目的、納入先、事業 | 会社が利用目的と事業を承認する | 事業別直接費・案件台帳/発注時と月次に確認する |
| 共通費・配賦 | 家賃、人員、通信、車両、システム、基準、率、理由 | 会社・税理士等が方針を確認する | 共通費配賦基準・計算表/月次と年度開始時に確認する |
| 在庫・固定資産 | 品番、数量、場所、取得、簿価、使用事業、移管、休止 | 会社が取得・移管・除却を承認する | 事業別在庫・固定資産台帳/月次と実査時に確認する |
| 口座・カード・資金移動 | 口座、カード、入出金、振替元先、事業、参照、残高 | 会社が口座目的と振替を承認する | 事業別口座・資金移動表/日次と月次に確認する |
| 家族立替・個人利用 | 立替者、日付、相手先、目的、事業、証憑、精算、例外 | 会社・税理士等が例外を確認する | 家族立替・個人利用除外台帳/申請時と精算時に確認する |
| 内部配賦・事業間利用 | 提供事業、利用事業、人員、時間、基準、振替、相殺 | 会社が振替基準を承認する | 事業間利用・管理振替表/月次に確認する |
記入例を自社条件へ置き換えて使用してください。コピーすると表計算ソフトへ貼り付けられるタブ区切り形式になります。
会社が事業範囲、責任者、配賦基準、資金投入を決め、現場が取引入口で事業を選択します。経理代行が取引・資産・資金を事業別に集計し、会社合計との一致と未設定取引を確認します。
取引発生時の事業コード付与率
事業別合計と法人合計の一致率
配賦基準変更・未配賦件数
事業別運転資金と未回収日数
家族立替の未精算件数・日数
事業別月次確定営業日
SERVICE
事業コード、証憑入口、共通費基準、口座・カード、在庫・資産、資金移動を整理し、月次試算表と一致する事業別損益・資金一覧へつなぎます。
取引事実・規程・例外・金額・最終結果を承認
承認済み資料を整理・入力・照合し、差異と未完了を報告
税務・労務・法務・システム上の専門判断と、会社が承認するための回答を担当
対応範囲は資料量、件数、利用システム、締め、例外処理を確認して事前にご案内します。専門資格が必要な判断・書類作成・代理手続きは当社サービスの範囲外です。
PRICE
記帳・給与計算・請求書発行をセットにした、規模に合わせて選べる月額プランです。業務量や資料の状態を確認したうえで、必要な範囲をご案内します。
横にスワイプしてプランを確認できます
〜5名・小規模事業者向け
記帳・給与計算・請求書発行をセットで
〜10名・中小規模向け
記帳・給与計算・請求書発行をセットで
〜15名・成長企業向け
記帳・給与計算・請求書発行をセットで
仕訳数・人数・請求書の件数を超える場合は追加費用が発生します。詳しくはお問い合わせください。
料金ページを見る →FAQ
A. 事業内容に応じた定款・許認可・契約等の確認が必要です。経理では法人全体の帳簿を正しく作り、管理上の事業コードを付けます。
A. 必須とは限りません。入出金を識別でき、口座間振替を二重計上せず、残高を照合できる方法を選びます。
A. 費用の発生原因に合うかを確認します。家賃は面積、人件費は時間など複数基準もあり、理由と変更履歴を残します。
A. 取引ごとに会社利用、事業、証憑、承認を確認します。個人利用との境界や税務処理は税理士へ確認してください。
本文の判断軸と、確認に使った一次情報の対応を示します。
公式情報は法人帳簿・書類保存、電子取引データ、中小企業会計、委託先監督の確認に使用し、競合情報は記帳、債権債務、支払、月次等の公開サービス範囲との比較に使用しています。部門コード、配賦基準、事業別KPIは会社の経営目的に合わせる実務設計です。 事業コードの桁数、専用口座の数、共通費配賦率、重要性基準、締め日、KPIは法定の共通値ではありません。契約形態、会計ソフト、事業構成、税理士の会計方針、経営会議で必要な粒度に合わせて設定する運用例です。
複数事業・部門別経理ガイドでは、参照先の最新版と自社規程・実態を確認し、税務代理・税務書類の作成・税務相談は税理士、社会保険・労働保険の申請書等の作成や提出代行等は社会保険労務士、契約その他の法的判断は弁護士へご相談ください。
現在の資料量、利用システム、困っている工程を伺い、外注できる範囲と料金の目安を整理します。資料が完全にそろっていなくても、分かる範囲からご相談いただけます。
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