バックアップを基本対策にする
IPAの中小企業向けガイドは、重要情報の消失や業務停止へ備える基本対策としてバックアップを示しています。
根拠1を確認結論は、「昨日のデータがあるか」だけでなく、「代替担当者が会社端末からアクセスし、翌営業日に重要処理を再開できるか」を定期的に試すことです。日常IDの共有は避け、緊急用管理権限は封印・記録・承認付きで保管します。
家族経理・緊急バックアップガイド
家族が経理を担う会社では、会計ソフトの管理者、ネットバンキングの利用者、給与データの保存先、請求書の受信メール、税理士との連絡履歴が一人へ集中しがちです。担当者の病気、事故、退職、端末故障、サイバー被害が起きたとき、データが残っていてもログイン方法や締め手順が分からなければ会社は動けません。バックアップを「ファイルのコピー」から「権限・手順・連絡先を含む復旧可能な会社資産」へ変えます。
会計データや証憑は複製できますが、本人のスマートフォンだけに届く認証、個人メールに紐づく管理者ID、口頭でしか分からない月次手順、社長しか決められない支払優先順位は、単純なバックアップでは復旧しません。重要業務ごとに必要情報、復旧時間、代替担当、承認者、外部窓口を定め、会社が管理する保管場所へ移します。
EVIDENCE & DECISION
IPAと経済産業省の公式ガイドを基に、重要情報の保護、バックアップ、復旧体制、委託先との連携を経理業務へ置き換えます。

個人メール、私物端末、個人クラウドへ会社データと認証を置いている
システム、保存場所、管理者、契約先、更新日を一覧化していない
同じ認証・同じネットワーク・同じ端末だけにコピーを置いている
何から再開するか、必要な復旧時間とデータ時点を決めていない
バックアップ完了表示だけを信じ、実際の復元と代替担当の操作を試していない
家族担当者のメール・電話番号・端末でしか認証できず、会社が正式に管理者を変更できません。
故障、紛失、ランサムウェア、誤削除の影響を同時に受け、複製が復旧に使えません。
会計仕訳だけ復元できても、請求書、領収書、契約、承認履歴がなく取引を説明できません。
給与、税金、借入返済、主要仕入の締日や承認順が分からず、復旧後も支払を実行できません。
入金確認、給与、税金、借入返済、主要仕入、請求を期限・影響・再開目標で並べます。
会計、請求、給与、銀行、証憑、メール、端末、紙原本の保存場所、契約、管理者、認証方法を登録します。
日常環境と同時に失わない場所へ暗号化・権限制御したバックアップを作り、保持世代と更新頻度を決めます。
操作手順、連絡先、承認順と、機密性の高い復旧用認証情報を同じ文書へ詰め込まず、閲覧記録を残します。
サンプルデータを復元し、期限表を確認し、会社端末から重要業務の手前まで実行して結果と改善点を記録します。
VISUAL GUIDE
データの複製、管理権限、業務手順、承認判断、外部連絡のどれか一つが欠けても再開できません。
最初に、業務停止の影響を具体化します。給与振込、税・社会保険、借入返済、主要仕入先支払、売上請求、入金消込、日次現金の順に、締切、遅延影響、必要データ、承認者を記録します。すべてを同時復旧しようとせず、翌営業日、三営業日、月末までなどの目標へ分けます。
情報資産台帳にはサービス名だけでなく、契約法人、契約番号、管理者メール、認証端末、請求先、データ出力方法、サポート窓口、解約・更新日を記載します。家族個人のアカウントに紐づく場合は、規約と提供会社の手続を確認し、会社管理へ正式に移します。パスワードを平文の表へ並べる運用は避けます。
バックアップは原本と同じ障害を受けない設計にします。クラウドサービス内の履歴だけでなく、会社が定期取得できるエクスポート、証憑データ、マスタ、仕訳、添付、操作ログの範囲を確認します。暗号化、アクセス権、保持世代、削除ルールを定め、バックアップ先も不正アクセスから守ります。
ネットバンキングや給与振込はデータ復元だけでは動きません。管理者、承認者、電子証明書、認証端末、届出、利用者上限、振込先マスタの再設定方法を金融機関へ確認します。緊急時でも権限を一人へ集中させず、作成と承認を分け、正式な利用者追加・変更手続を使います。
復旧手順書には画面の細かな操作だけでなく、業務の目的、入力資料、完了条件、前後工程、例外時の連絡先を記載します。システム更新で画面が変わるため、スクリーンショットだけに依存しません。日常担当者以外が読んで、サンプル処理を完了できるかを確認します。
紙の契約書、通帳、印鑑、税務資料、給与原本も対象です。保管場所、鍵、持出記録、電子化範囲、原本返却、災害時の代替拠点を決めます。個人情報やマイナンバーを含む資料は、緊急時だからと無制限に複製せず、法令・契約・会社規程に沿って必要最小限で管理します。
復旧テストはバックアップファイルを開くだけで終えません。代替担当者が会社管理の端末とIDでログインし、直近データの時点を確認し、試算表・証憑・期限表を取り出し、重要処理の手前まで進めます。復旧時間、欠落情報、古い連絡先、権限エラーを記録し、改善後に再テストします。
店舗・工場・現場がある会社では、本社データだけでなくレジ、勤怠、在庫、車両・燃料カード、現場請求の保存先を拠点別に確認します。災害や通信障害で本社へ入れない前提も置きます。
地域金融機関、顧問税理士、社会保険労務士、会計・給与ベンダーの契約番号と緊急連絡先を会社台帳へ集約し、家族の携帯電話だけに残さないようにします。
当社は情報資産・期限・手順の整理と経理データ確認を支援します。セキュリティ設計、法的判断、個人情報事故対応はIT・法務等の専門家と役割を分けます。
会社は重要業務、復旧目標、管理者・代替担当、バックアップ先、緊急権限、事故連絡、公表等を決めます。家族担当者は会社資産としてデータと手順を引き渡します。
経理代行は経理データ、証憑、期限表、手順書の取得・更新・復元確認を支援します。ネットワーク防御、端末調査、個人情報事故、法務判断は専門事業者・専門家へ連携します。
会社が復旧優先度、管理権限、緊急時の承認を決め、家族担当者が情報資産と手順を会社へ移します。経理代行がデータ・証憑・期限表を確認し、代替担当と復元テストを行います。
重要経理業務のうち期限・必要情報・代替担当を登録した割合
重要サービスのうち会社管理の契約・管理者へ移した割合
予定回数に対して正常取得できた割合
復元できる最新データの日時と業務上の欠落期間
代替担当が必要情報を取り出すまでの時間
復元試験で判明し解消していない権限・手順・データ不備
SERVICE
経理業務、データ、証憑、ID、期限、承認、外部連絡先を棚卸しし、会社管理の保存先と復旧手順へ整理します。代替担当による定期テストで、実際に使える状態を確認します。
復旧目標・権限・承認・事故対応の決定
台帳・バックアップ・手順・復元テスト
防御・調査・個人情報・法的対応
対応範囲は資料量、件数、利用システム、締め、例外処理を確認して事前にご案内します。専門資格が必要な判断・書類作成・代理手続きは当社サービスの範囲外です。
PRICE
記帳・給与計算・請求書発行をセットにした、規模に合わせて選べる月額プランです。業務量や資料の状態を確認したうえで、必要な範囲をご案内します。
横にスワイプしてプランを確認できます
〜5名・小規模事業者向け
記帳・給与計算・請求書発行をセットで
〜10名・中小規模向け
記帳・給与計算・請求書発行をセットで
〜15名・成長企業向け
記帳・給与計算・請求書発行をセットで
仕訳数・人数・請求書の件数を超える場合は追加費用が発生します。詳しくはお問い合わせください。
料金ページを見る →FAQ
A. サービス側の保全と、自社が必要なデータ・証憑・権限・手順を確保する責任は別です。出力範囲と復旧方法を確認します。
A. 漏えい防止、更新、認証端末、利用記録、正式な管理者変更も必要です。日常共有ではなく承認付きの緊急利用にします。
A. 業務重要度と変更頻度で決めます。システム・担当者・認証方法の変更後は追加実施し、少なくとも定期的に代替担当が確認します。
A. 不要にはなりません。会社は契約、最終承認、データ返却、緊急連絡、委託先停止時の代替方法を保持する必要があります。
本文の判断軸と、確認に使った一次情報の対応を示します。
家族経理・緊急バックアップガイドでは、参照先の最新版と自社の契約・設定を確認し、税務などの専門判断は顧問税理士等へご相談ください。
現在の資料量、利用システム、困っている工程を伺い、外注できる範囲と料金の目安を整理します。資料が完全にそろっていなくても、分かる範囲からご相談いただけます。
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